VS嵐最終回を見た話

 

 

 まさかわたしの人生に、クリスマスイブに、相葉雅紀の誕生日に、VS嵐の最終回を見る日があるなんて。そんなこと思わないじゃないですか。ね。

 そもそもVS嵐の後をVS魂で引き継ぐことが決まっている相葉くん、そんな彼のお誕生日がVS嵐の最終回だなんてあまりにもデキすぎていて、その時点でずるいんだよ。どこまでずるいの。嵐あんた達そろそろ捕まるよ(そうなん?)

 

 

 

 潤くんから相葉くんへの誕生日プレゼント、デビュー会見でハワイに行く前日に食べた焼肉屋さんのお弁当なの、まじで松本潤ロマンチストすぎてヘドバンした。大野さんにプラネタリウム見せたプロポーズ事件をオタクは忘れてないぞ。ロマンチックがカンストしてる、おかしい。

 

 メンバーそれぞれのプレゼントがいろんな形の愛に溢れていて、全部要約すれば「相葉くん大好きだよ」になるの。VS魂を「もう嵐の番組じゃなく相葉雅紀の番組なんだから」って言うのもそう。相葉くんのこと信頼してないとあんなこと言えない。愛がないとあんなこと言えない。本当に愛に溢れたグループだなあ、大好きなんだなあとしみじみした。相葉くん、「嵐を背負おう」なんて思わなくていいんです。VS魂の看板だけを背負ってください。そして、本当にお誕生日おめでとう。

 

 

 

 相葉くんが泣いていた。正しくは嵌められて泣かされていた。でも相葉くんが言ったように、結果的にゲームだとか嵌められただとかどうだっていい。あそこで素直に涙を流せる人がいること、受け止めてあげる人が4人もいること、それが嵐が嵐でいられる理由だよね。というか嵐そのもの。

 

 

 二宮くん、相葉くんに向かって「失格です」とか言ってたけど、あなた今回のあれは「バラエティの二宮和也」失格だよ。出てくる言葉は全部いつもの憎まれ口なのに、相葉くんに頭をクシャッと混ぜられて「大好きだよ」って言葉にされて、何も言えなくてただ溢れる涙と真っ赤な耳だけが正直で、照れ隠しのようにスマホ画面越しの相葉くんだけを見つめる姿。

 あの瞬間、というか5人だけの空間でいる時、番組だろうがなんだろうが二宮くんは本当の意味で「嵐の二宮和也」でいられるんだなあと思って、それで良かったと思って、わたしは泣いちゃった。

 

 二宮くんに相葉くんがいて良かったと、心の底から思う。いつだって二宮くんの掌で転がされているようなのに、大事な時には掌どころか腕をいっぱいに広げて相葉くんは二宮くんを抱きしめる。感情が昂った二宮くんはすこおしだけお口が悪くなって相葉くんに当たりが強くなる。その相手は智くんでも翔さんでも潤くんでも無くて、相葉くんにしかそうならないし、相葉くんじゃなきゃいけない。堪えた本音も涙も全部見透かして、それでも何も言わずにただ少年時代と変わらない笑顔で「大好きだよ」って言ってくれる人。大袈裟でもその場限りでもない、本当の「わかってんだよ」をくれる人。良かったね二宮くん。

 今回そうだったように、他の3人だって二宮くんの涙を見ても何も言わない。ただただ温かい眼差しで見守ってくれる。だけど、「涙を見せられる人」と「涙を出してくれる人」は似ているようでやっぱり少し違うんだと思う。二宮くんにとって「涙を見せられる人」はメンバー4人だけれど、「涙を出してくれる人」は相葉くんなんだろう。

 

 二宮くんの内側から溢れる全てを受け止めてくれる人が4人もいて、弱さを閉じ込めた心の扉に直接触れて開けてくれる相葉くんがいる。二宮くんの気持ちや意志に関係なくいとも簡単に扉を開けるし、下手したら相葉くんにすらそのつもりはないのかもしれない。「お互いの感情さえ 手にとるようで」を地で行くコンビ、UBにのあい最強。二宮くんの心の扉を開く人、それは相葉雅紀以外に居ないし居なくていい。相葉くん以外いらない。きっと2人の宇宙はわたしが思うよりずっとずっと広くて深くて神秘的だ。にのあいよ永遠なれ、そう思ってまた泣いた。

 

 

 

 

 潤担としてはやはり松本潤の話がしたい。大島さんも言ってくださったけど、EnjoyやZEROでも語ってくれて、今回のVS嵐でも触れてくれる。毎回話を振ってくれた翔さんには本当に感謝したい。

 

 Enjoyで潤くんは自分のことを話してくれる。だけど、それはEnjoyが潤くんによる潤くんのことを語るためのブログだからで。TV番組や5人の場で、潤くんは自身のことをあまり語らない。演出のことや嵐のこと、潤くんに関わるものの話は熱を持って語ってくれるけど、「松本潤自身」については話さない。話せないのかなあ、とも思う。不器用で心配性で、誤解されやすい人だから。二宮くんが言う「松本潤だからもっと自信を持っていい」「君はもともと"まつもと"」、これが全てです。どんな言葉もどんな考えも好きだよ、誰が何と言おうと貴方は松本潤で、そんな貴方が大好き。大好きだよ。

 

 「ゆっくりします」って言ってくれて嬉しかった。ゆっくりしてくれ。本当にゆっくりしてくれ。海外旅行に行くにはまだまだ時間がかかるかもしれないけど。社会の状況さえ許せば、好きな所に行って好きな人と遊んで飲んで、好きなものを食べて、好きなことをして、好きな時間に寝て好きな時間に起きて。他の誰でもない「松本潤のため」に生きてください。潤くんがメモを取らずに、細かいこと取っ払って舞台を楽しむ機会があればいいなあと、わたしは思っています。潤くん真面目だから完全プライベートでもメモ取っちゃいそうだし、そんな潤くんのことも大好きだけどね。

 

 きっと潤くんは表舞台に立つ以上、「見てくれる人のため」というエンターテイナー精神と責任感を忘れない。だから、その前にちゃんと休んで欲しい。それでまたわたし達の前に立つ時が来たら、最高の松本潤を見せてください。待ってるね。

 

 

 

 

 それで大野さんなんですけど、わたしいよいよ彼は何らかの始祖なのではないかと思い始めている。わかってるよ、ドンと構えてそっと寄り添う人だってこと。でももう行きすぎてる、そこにいるだけで心強くて泣いちゃう。失恋ショコラティエ見て泣いた理由がドラマの内容では無く「松本潤が多忙の中で勤め上げた姿に感動したから」なの、彼女どころかもはや母親。聖母。マリア。

 VS魂が不安だとプレッシャーを感じる相葉くんに「4人は見守ってる」って言うのもそう。大野さんは「この人が欲しい言葉は何か」とか考えてる人ではないと思っていて。ただ「自然に放った言葉が相手が欲しがっている言葉」な人。愛してる相手にしか出てこない言葉、声色、そして21年リーダーをやってきた人間にしかない力強さ。相葉くんが欲しいもの全部を計算では無く気づいた時にはもうあげちゃってる。大野智さん、「あなたよりも大きな愛はどこにもないんだよ」(大声)。

 

 

 

 

 

 そして最後の生対決の話をしようと思う。「勝っても負けてもうちららしいのが素敵」って大野さんそれ真理。泣いちゃう、オタク泣いちゃうから。その通り過ぎて首もげるくらい頷くか泣くかの2択。わたしは両方した。

 

 「慈しみの視線を感じる」と言うけれど、それをちゃんと感じ取るあなたが1番慈愛に満ち溢れた顔をしているということに気づいてますか櫻井さん。磁石は何だかいつもと違う気がした。TL覗いたらみんな同じこと言ってた。ああやっぱり何かが違うんだ、と思ってそれに気づいたらもうどうしようもなく胸が苦しかった。「最後まで笑っていよう」と決めたかもしれないけれど、「笑う=泣かない」では無いのにね。翔さんやっぱりすごくすごく強くて、優しくって少しバカだよね。そういう所がすごく好きですごく嫌いだよ。強くあるためには弱さも必要だと思うんだけどなあ。

 翔さん1人で泣かないでね。わたしに涙を見せてくれなんて言わないから、どうか1人誰もいない部屋で泣くのだけはやめてね。とか言うけど、やっぱりその鎧を外して涙を見せてくれたらいいなと思ってしまう。だって貴方の泣きながら笑う顔は、きっと何よりも美しいと思うから。

 

 

 

 最後の放送まで「対決」するのが、コロナ禍でも「最新のVS嵐」を届け続けてくれたVS嵐らしい。それなのに嵐が愛されすぎてた。スタッフにも相手チームにも、全ての人に愛されすぎていて。愛に溢れすぎて、誰もが嵐に勝ちをあげたくて「対決」にならないのもVS嵐らしい。約13年かけて作り上げたのが「どうなっても"らしい"よね」って結末、嵐にしかできない。チームVS嵐にしか成し得ない。愛ってすごいな。

 

 最終対決ボンバーストライカー、1発目でダメになっちゃうのが嵐すぎて、そういう不器用で特に運もなくて抱きしめたくなっちゃう感じほんとに嵐すぎて愛おしかったな。負けが確定したのにスタジオ総立ちで「がんばれ!」って応援されちゃうのも、5thターゲットだけパーフェクトでいつだって5 is my treasure numberなのも、膝付きながら必死にボール投げてる二宮くんも、誰1人諦めず手を抜かず必死にボール投げてる姿も、全部全部。「ああ嵐だなあ」と思った、わたしが愛した嵐、愛してやまない嵐だと。

 

 

 勝ち負けとかそういう次元を超えて、言葉にするならば「愛」以外に言いようがない。もっともっと嵐に似合う言葉がある気がするけれど、やっぱりあの空間はいろんな形の「愛」で溢れていた。全部全部5人が作り出した愛。嵐の優しさや温もりなんかの全て、人から人へと巡り巡って嵐に還ってきたその瞬間をこの目で見たわたしは本当に幸せ者だなあと、思う。

  

 

 

 人間知恵の輪ってあんなに泣ける競技なの?知らなかったな。5人で内側向いてまとまって初めて「成功」するの、嵐すぎるよ。そこで人間知恵の輪持ってくるのはずるいよ、ありがとう。本当にありがとう。

 

 対決に負けた悔しさよりも、過去に失敗した人間知恵の輪成功への喜びに包まれたスタジオの空気が教えてくれた。嵐が戦ってきたのはいつだって「他人」ではなく「過去の嵐」だと言うこと。昨日より今日、今日より明日、そうやって「過去の自分たち打ち勝つ事」を積み重ねて、彼らは21年「嵐」をやってきたんだなあと改めて感じて、しみじみと胸に刺さるような感覚。その小さなひとかけらをここに来てまだ積み重ねている瞬間を目の当たりにして、あのポップな画面で繰り広げられる幸せな場面で涙がホロホロ流れた。

 

 本人たちが言ったように、嵐が闘争心ではなく向上心を持ったグループだったからこそVS嵐は13年続いたのだと思う。そして嵐自身が「自分たちは闘争心剥き出しなグループじゃない」と認識していること、自分たちの武器が何かということもその使い方も心得ていることも、それも「ああ嵐だ」と思った。

 

 嵐は「戦い方」を知っている。いや、教えてもらったんだね。VS嵐や日テレ系列の冠番組、その他の多くの番組たちから。彼らがアイドルである以上、やはり歌って踊る姿が1番好きだ。だけど、その歌って踊る「アイドル」姿への愛おしさは、バラエティでの5人を見れば見るほど、新たな一面を知れば知るほど募っていくように思う。嵐が芸能界で生き残る上で必要な「『戦い方』を手に入れる」ことができたのは、他でもないバラエティ番組のおかげだろうな。

 

 

 終わりが綺麗であればあるほど、考える猶予があればあるほど哀しくなってしまう。でも、きっと5人はそれを覚悟した上で2年もくれた、綺麗に終われせることを決めた。哀しいけれど、多分これ以上にいい終わり方はない。もちろん終わらない方がいいに決まっているけれど。必ず来る、来なくてはいけない終わりがあるなら、これ以上はない。嵐はそれすら「知っている」。うん、かっこよすぎてもう何も言えないな。一生好き。

 

 

 嵐5人、スタッフの方々。VS嵐に関わった全てのチームVS嵐の皆さん、約13年本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。VS嵐が大好き。本当にありがとう。ありがとう。

 

 

 

 嵐、大好きだよ。

 

 

〜完〜